実体験を元にコンサルタント業務のやりがいを伝えます

Consulting

コンサルってただただ業務が厳しいだけなイメージだけど、やりがいとかあるのか??

コンサル会社に就職したけどまだやりがいを見つけられてない、、、

そんな人に向けた記事です。

就職活動をする人はもちろんですが、既にコンサル業界で働いていてやりがいを見つけられていない人にも参考になるかと思うので、是非最後まで読んでみてください!

また、感情移入してもらうためにあえて結論を最後に書いています。
結局やりがいはなんなの??
という人はページの最後から読んでください。

やりがいを答えられなかった1年目

入社して1年が経とうとしていたある日僕は久しぶりに会う友達と飲んでいました。

最初は昔話など思い出を語っていましたが、お酒も回ってきて話題は仕事の話になりました。

「みんなの仕事のやりがいって何??」

友人の純粋な疑問から、それぞれの仕事のやりがいを語る流れになりました。

自動車の部品を売る営業マンの友人は、
「自分の販売した部品が誰かが乗る車に使われていることにやりがいを感じる!」
商社の投資部門で働く友達は
「自分の判断で投資した会社が融資によってどんどん大きくなる姿を見ていくことにやりがいを感じる!」
などと、それぞれの仕事のやりがいをスラスラ話すのです。

僕はというと、自分の番が回ってくる直前までやりがいってなんだろと考えていたものの結局思いつかず、その日は「まだ見つかってない」とだけしか答えられませんでした。

コンサル業務でやりがいが見えにくい理由

その日から半年ほど「コンサルタントのやりがいは何か」という課題に向き合ってきましたが、結局見つかりませんでした。

コンサル業務でやりがいが見えにくい理由としては大きく2つあります。

仕事の結果を見届けられない

コンサルタントはプロジェクト単位で活動し、プロジェクトの終わりにはきちんと成果物を納品します。

プロジェクトが延長されたりそのお客さんの中で別のプロジェクトが立ち上がらない限りは、プロジェクトが終わり次第その場を離れなければなりません。

そのため自分が作成した成果物がきちんとお客さんの中で問題なく使われているのか、お客さんにとって本当に良いものを納品できたのかといったことが見えにくいのです。

できて当然のためなかなかお客さんから認められない

お客さんはコンサルタントを雇うのに膨大なお金を払っています。

そして雇っているのは自分の会社では出せない付加価値をコンサルタントに出してもらうためです。

言い換えるとコンサルタントがどれだけ悩んでどれだけいい成果物を収められたとしても、それはできて当然のことなのです。

ついにやりがいを見つけた2年目

先日元々私がいたお客さん先に今もいる知り合いと話す機会がありました。

私が携わったPJは、「お客さん先で事故が発生した際の事故再発防止策検討プロセスを構築する」というものです。

当時その会社では事故が発生しても再発防止策を上手く検討できずにいたために似たような事故が多発してしまうという問題を抱えていました。

そこで誰が検討しても有効な再発防止策を検討できるようなフォーマットを作ってあげたのが僕の仕事でした。

ただ、当時まだ1年目であるにも関わらずほぼ一人で完遂したPJであり、実際に僕が作った再発防止策プロセスがきちんと現場で使用されているのかはずっと心配していた状況でした。

そこで知り合いに今お客さん先の再発防止検討状況はどうなっているのかを聞いてみたのです。

すると、

「当時作ったプロセスが現場に根付いていて、会社全体で事故の再発を止めようという文化が出来上がっている」

と言ってくれたのです。

その時やりがいを初めて感じました。

こんなちっぽけな自分でも、大企業がいい方向に進むような手助けがきちんとできる

それが私にとってのやりがいだと気づきました。

上部で話した通りコンサルタントは自分の実施した結果が目に見えにくいという特徴があります。
また、認めてもらうこともほとんどないため自分のアウトプットがよかったのかもわかりません。

ただ企業が活躍する裏には必ずコンサルタントの努力があり、逆にコンサルタントが裏で支えることで企業は生活に役立つサービスを提供できているんだなと改めて気づけたのです。

まとめ

恐らくコンサルタントごとにやりがいは違うと思います。

私の場合は企業の活躍を裏で支えることがやりがいだと感じました。

コンサル業界が気になる方は是非他のコンサルタントにもやりがいを聞いてみてください。
また違った視点のやりがいが聞けるはずです。

またやりがいを感じられていない若手コンサルタントは、自分の仕事は間違いなくクライアントを支えていることを再認識していただければ幸いです!

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